ラーメン大好きライザーです。
今回は、ミシュランガイドビブグルマンに2年連続で選出された折り紙つきの名店、自家製麺 伊藤の肉そばを頼んでみました。
自家製麺 伊藤といえば、最高級煮干しを惜しみなく使用した煮干しラーメンがとても有名で、「全国に煮干しらーめんを広めたパイオニア」とも言われています。
例えば、煮干しラーメンで有名な中華そば 伊吹やイチカワは自家製麺 伊藤に影響を受けたとか何とか・・・
ちなみに、本店(厳密には自家製麺 伊藤 赤羽店の親元かな?)は秋田県の角館にあって、割と駅から近いので機会があったら是非訪れてみてください。
といった感じで、かなり凄いところの煮干しラーメンが宅麺で頼めるようになってということで、早速頼んでみました。
で、実際に食べた感想としては、煮干しの旨みが効いた繊細なスープとバキボキな細麺ストレートが特徴的な一杯。
特に、煮干しラーメン好きの方であれば1度頼んでみる価値はあるかなぁと思いました。
自家製麺 伊藤 店舗情報
店名 | 自家製麺 伊藤 赤羽店 |
住所 |
〒115-0045 東京都北区赤羽1-2-4 |
電話番号 | 03-3598-2992 |
営業時間 | 【平日】11:00〜24:00 【土】11:00〜16:00、17:00~23:00 【日・祝】11:00~21:00 ※コロナウイルスの影響で営業時間が短縮されている場合があります。 |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | http://www.niboshi-ito.com/ |
口コミ レビュー
2022年2月現在、Googleの口コミは1,016件のレビューに対して☆3.8、ラーメンデータベースのポイントはレビュー499件に対して93.832ポイントでした。
人気店ということもあって、かなりの高評価ではありますが、Googleの口コミはイマイチといったところ。
まぁ3.8でも十分だとは思いますが。
口コミ・レビューに関しては全体的に高評価な意見が多く、
「煮干し特有のエグさはなくうま味もあって美味しいスープ」
「パツンパツンとした独特の歯応えで箸が止まらない」
「豚肩ロースチャーシューは厚切り、小振りですが、なかなかの旨味があります」
といった意見がありました。
また、「トッピングは最低限で良い」という意見もチラホラ見かけました。
やはり、麺とスープの完成度が非常に高いからこそトッピングは最低限で良いという方が多いのかもしれません。
逆に、低評価の意見としては、
「麺は加水率が低めで伸び対策だったとしても酷いレベルでバキボキ(麺がだまになるレベル)」
「スープが少なかったのが残念」
といった意見が見受けられ、そのほとんどはGoogleの口コミでした。
特に、私が口コミ・レビューをざっと見た感じだと、この麺に関しての低評価な意見が圧倒的に多かったです。
実際に私も作ってみましたが、麺は確かにかなりバキボキ感があって、麺線を整えられないレベルでした。
もちろん、食べた触感もバキボキ。
ただ、それがマズイかと言われたら決してそのようなことはなく、むしろスープとの相性はかなり良かったです。
なので、麺のバキボキ感はかなり好みが分かれるかと思われます。
ちなみに、スープの味に対する低評価は全く見られなかったです。
ただ、スープの少なさに関しては、結構指摘されてる方が多く見られました。
自家製麺 伊藤の肉そばを実際に作って食べてみた
ということで、早速肉そばを調理してみました。
内容物は具入りスープ(チャーシュー4枚)と麺。
総重量は400gでそのうち麺は130g。
麺は普通なのですが、スープの量が結構少なめですね。
まず、鍋たっぷりのお湯でスープを15分温めます。
ただし、今回はスープの量が少なく、肉に火が入りすぎることを考慮して半分ほどの時間だけ温めて丼にあげました。
早めにあげて正解だったのかは分かりませんが、実際スープは湯気が出るほど熱々の状態だったので、特に問題なかったです。
次に麺を茹でていきます。
今回は麺の茹で時間が1分~1分30秒とかなり短かったので、スープを湯煎したお湯をそのまま利用して麺を茹でました。
麺はカッチカチに凍っているので、箸やトングなどで軽くほぐしながら茹でます。
そして、完成品がコチラ。
今回、トッピングにほうれん草やネギ、メンマなどを用意しましたが、ぶっちゃけトッピングは何も用意しなくても良いです。
むしろ、トッピングは邪魔に感じるかもしれません。
まぁその辺の話は追々して、まずはスープから頂いてみました。
取り敢えず、スープの香りは典型的な煮干しの良い香りで、食欲をそそります。
香り自体はそこそこ強めといったところ。
味に関しては煮干しの旨みが効いているが、セメント系とは違って上品な口当たりであっさりとしています。
また、宅麺の紹介文には「雑味・苦みを取り除いた」と書かれているが、ほどよくビター感は残っていました。
ただ、スープの味自体は決して不味くないので安心してください。
といった感じで、全体的に見たら典型的な煮干しラーメンとなっていますが、特徴的なのはこの煮干し味の“繊細さ”ですね。
私の場合はトッピングにほうれん草やメンマ、ネギを入れました。
ですが、これらトッピングに関しては不要で、スープの味に余裕で勝ってしまうので、完全にスープの旨みがぼやけます。
なので、トッピングに関しては最低でもネギ、しかも辛みの少ないネギ(お湯で数秒湯通し又は水にさらす)がオススメ。
正直、こんなに繊細なスープの煮干しラーメンを食べたのは初めてです。
続いて麺をリフトアップ。
麺は角切中細ストレート麺で、茹で時間は1分10秒程度。
にもかかわらず、プリプリパツパツを通りこして“バッツリとした触感の麺”となっていました。
私も煮干しラーメンが好きで、よく食べに行くのですが、これほどまでにバツバツとした触感の麺は中々食べたことがないというレベル。
正直、好みは分かれるかもしれません。
でも私は好き。
肉そば 評価
麺・・・角切中細ストレート麺で、バツバツとした触感。スープの香りを麺がすくい上げてくれる。
スープ・・・煮干しの旨みがしっかりと感じられ、口当たりあっさり。トッピングが邪魔になるほどとても繊細な味付け。
ただし、スープの量が少ないのが残念。
チャーシュー・・・小ぶりで厚めのチャーシューが4枚。脂身多めでトロトロと柔らかな触感が素晴らしい。
正直、トッピングに関しては用意する必要性はありません。
強いて言うなら、辛みの少ないネギが少しあれば十分かな?というくらいです。
メンマやほうれん草といったトッピングはスープの旨みを完全に消してしまうのでオススメできません。
ただし、味変で胡椒や一味を入れるのはアリ(これらは実際に実店舗にも置いてあります)。
自家製麺 伊藤の肉そば
ということで、宅麺.comで自家製麺 伊藤の肉そばを頼んで食べてみました。
まず、スープに関しては、
・煮干しの良い香り
・煮干しの旨みが効いているが、上品な口当たりであっさり
・ビター感がほどよく残っている
といった感じです。
そして、全体的にトッピングが邪魔になるほどとても繊細な一杯というのも個性があって良かったです。
麺に関してもパツパツを通りこしてバツバツとした触感でかなり特徴的ではありますが、好みは分かれるかもしれません。
総括すると、スープ、麺、トッピングのチャーシューの全てが完成されているのは高評価。
ただ、麺のバツバツ感とスープの少なさは残念といったところです。
ですが、全体的に見ればかなり繊細で完成された煮干しラーメンとなっているので、煮干し好きの方であれば是非頼んで貰いたい!