
ラーメン大好きライザーです。
今回は、現在の尾道ラーメンの原点とも言える朱華園の味を継承した『中華そば 朱』に行ってきました!
調べたところ『中華そば 朱』は、2019年6月19日に休業した朱華園の店主、檀上さんの奥さんと、元々朱華園で麺を作っていた妹さんが開いた店とのこと。
ちなみに、朱華園の建物は2025年9月時点でも健在でした。
中華そば 朱 店舗情報
店名 | 中華そば 朱 |
住所 |
〒722-0034 広島県尾道市十四日元町6-16 |
電話番号 | 082-249-0699 |
営業時間 | 11:00~18:00(スープが無くなり次第終了。場合によっては昼営業のみになることも) |
定休日 | 木曜・第3水曜 |
今回訪れたのは日曜日の昼12半時ごろ。
並びは10人以上でしたが、回転率は早く10分程度で着席できました。
メニュー
メニューは超絶シンプルですね。
地味に焼きそばが気になります。
また、中華そばは「麺固め」や「味濃いめ」など、お好みに合わせた調整も可能です。
口コミ レビュー
2025年9月現在、Googleの口コミは641件のレビューに対して☆3.9、ラーメンデータベースのポイントはレビュー13件に対して90.432ポイントでした。
https://ramendb.supleks.jp/s/129324.html
尾道ラーメンについて簡単に解説
尾道ラーメンは、広島県尾道市を発祥としたご当地ラーメンで、全国的にもかなり有名ですね。
鶏ガラと瀬戸内の小魚を合わせた澄んだ醤油スープに、表面を覆う背脂のミンチが加わることで、あっさりしながらもコクのある味わいに仕上がります。
麺は中細の平打ち麺が主流で、スープとの相性も抜群です。
ただ、尾道市で売られている9割以上の尾道ラーメンは“ラーメン”ではなく“中華そば”。
尾道ラーメンと呼ばれるようになったのは1990年からとのこと。
中華そば 朱の中華そばを食べてみた
今回は中華そば(700円)を頼みました。
やはり尾道ラーメンといえば、スープに浮いている大きめの背脂ミンチ。
新潟の燕背脂ラーメンのようないわゆる背脂チャッチャ系のラーメンで使う背脂とは異なり、ただプルプルとした食感だけでなく、肉カスのような程よく歯ごたえが残った背脂となっています。
燕背脂ラーメンはこんな感じ(らーめん 潤)▼
こうしてみると、尾道ラーメンの背脂はそこまで多くないかも?
ということで、早速スープを一口いただいてみました。
まず、スープは醤油が立っていて、あっさりだがしっかりコクがある。
塩味もそこまで強くなく、あくまで旨味が強めといった感じ。
スープ全体を油が覆っているが、飲み口はそこまでオイリーではありません。
脂特有の甘さもあるが、やはり醤油感の方がしっかりしています。
昔ながらの中華そばっぽさはありますが、東京で食べる中華そばとは若干異なる気がしました。
続いて麺をリフトアップ。
麺はツルツルなめらかで、ほとんどコシがなく、柔らかな細めの平打ち麺。
麺の滑らかな舌触りとツルツルとした喉越しを楽しめます。
言語化が難しいのですが、平打ち麺独特の薄いからこその食べた時の歯の抵抗感も良いですね。
チャーシューは薄切りしっとり、メンマはコリコリ食感で味しみは控えめ。
続いて、ワンタン麺も紹介しておきます。
ワンタン麺は、麺量がデフォと比較するとちょい少なめだが、ワンタンが結構大きめ。
皮はツルツル、餡はジューシーでとても美味しい。
とまぁこの辺りは一般的な中華そばといった印象だが、一つ一つのトッピングの作りは丁寧に感じました。
王道の尾道ラーメンの味を楽しめる
ということで、現在の尾道ラーメンの味を画一させた朱華園の味を受け継ぐ『中華そば 朱』の中華そばを食べてみました。
シンプルながらも丁寧に作られた一杯は、背脂の旨みと醤油のコクが絶妙に調和し、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
尾道ラーメンの店は色々ありますが、まずは基本の味を受け継ぐ『中華そば 朱』で、その原点を堪能してみてください。