代々木上原:Japanese Soba Noodles 蔦で特製塩Sobaを食べてみた【ラーメンレビュー】

ラーメン大好きライザーです。

今回はラーメン屋として初めてミシュラン1つ星を獲得した超人気店『Japanese Soba Noodles 蔦』に行ってきました。

私は何度か訪れたことがあり、前回は醤油Sobaを頂いてそのクオリティの高さと独創性に驚愕したのは良い思い出。

前回訪れた時の記事↓

代々木上原:Japanese Soba Noodles 蔦で特製醤油そばを食べてみた【ラーメンレビュー】

ただ、残念なことに2022年9月にオーナーシェフである大西さんが急性心不全のため死去。

そして今回、大西さんが亡くなってから初めての訪問となります。

Japanese Soba Noodles 蔦 店舗情報

店名 Japanese Soba Noodles 蔦
住所

〒151-0066 東京都渋谷区西原3-22-4-B1

電話番号 03-6416-8666
営業時間 昼 11:00〜15:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
公式サイト https://www.tsuta79.tokyo/
公式Twitter
https://twitter.com/tsutainfo

今回は平日昼の11時30分頃に来店。

店内には10人ほどいましたが、全く並ばずに入店できました。

着丼も頼んでから10分程度だったので早いと思います。

店内はめっちゃくちゃキレイに飾られており、カウンターもこんな感じでラーメン屋とは思えないほどキレイに磨かれていました。

カウンターからは厨房がよく見渡せますが、まぁ厨房もラーメン屋とは思えないほど設備が揃っています。

ライザーライザー

特に、ラーメン屋では珍しく料理を赤外線の熱により保温してくれる「ヒートランプウォーマー」も設置されていたのには驚きました

この料理に対するストイックさには脱帽です。

メニュー

以前のメニューはこんな感じ↓

現在のメニューは画像付きで分かりやすくなりました。

値段については食材費の大幅高騰の影響を受けてかなり高くなっていますね。

メニュー自体も大幅に改定されていて、メインの麺類は醤油と塩の2種類に絞られていました。

レビューを見てみると大西さんが亡くなられて以降は新体制になって結構バタついているみたいなので、これも仕方ないのかなぁと思います。

口コミ レビュー

2023年3月現在、Googleの口コミは1,937件のレビューに対して☆4.2、ラーメンデータベースのポイントはレビュー90件(移転前は536件)に対して95.118ポイント(移転前は95.731ポイント)でした。

ミシュラン1つ星ということもあって、レビューの件数も多く、評価もかなり高いです。

高評価のレビューはやはり「最高」「美味しかった」といった意見が大半で、まぁマズイ訳が無いよなって感じです。

ちなみに、特製醤油そばを食べた方の意見に関しては、

「お肉それぞれ特徴があって楽しめた」

「ダシの香りがいい」

といった感じでした。

ただし、実際にレビューを見てみると少なからず低評価の意見もあります。

特に、

「ラーメンの値段が高すぎる(格式が高すぎる)」

「接客態度がよろしくない」

といった意見が多かったです。

接客に関しては私が訪れた時は特に何とも思いませんでしたが、少しサッパリとした印象を受けました。

でもそれが悪いかと言われたらそういうわけでもなく、それでもミシュラン1つ星の接客としてはどうなのか?と言われたらちょっと微妙な気がしなくもないといった感じです。

やっぱりミシュランっていうのがお店のハードルを上げちゃってるのかな?

ラーメンの値段に関しては確かに高いです。

普通のラーメンで1200円、特製トッピングで1400円っていうのは普通のラーメン屋では考えられませんから。

ですが、その分食材にもこだわっていて、トリュフとかA5黒毛和牛とか北京ダックとか良い食材を使っているので仕方ないのかなと思います。

ただ、そのこだわりのせいでラーメン屋として格式が高く感じてしまって人によっては合わないと思ってしまうのかもしれません。

店内もオシャレで高級感がありますし、提供されるラーメンもフレンチっぽい見た目ですから。

格式が高いと思われてしまうのも仕方ないです。

Japanese Soba Noodles 蔦で特製塩Sobaを実際に食べてみた

カウンターで待つこと約10分、ついにラーメンが到着しました。

今回は3,000円で頼める特製塩Sobaを頼みました。

見た目は相変わらず華やかで、他のラーメンとは完全に別モノと言っても過言ではありません。

まずはラーメンの紹介から。

見た目は結構シンプルではありますが、どこか他の塩ラーメンとは違った美しさが垣間見えます。

ちなみに、醤油そば単体の値段は2,000円と結構お高め。

アップにするとこんな感じ。

チャーシューの上に乗ってるのは多分ポルチーニのペーストかな?

まず最初にスープをいただいたのですが、様々な食材の旨味が合わさっていてとにかく旨味が強く、俗に言う“旨味の暴力”といった印象を受けました。

ただ、旨味が複雑すぎてバラバラという印象はなく、味自体は全体的に綺麗にまとまりつつ素材の味1つ1つがハッキリとしているため“洗練さ”があります。

個人的には醤油ラーメンと同じく、貝出汁とポルチーニ茸の旨みを中心に動物系や魚介系の出汁類が補強している印象を受けました。

ただし、醤油ラーメンとは異なり“かえし感”がないため、出汁系の食材の旨味がより鮮明に出ているような気がします。

続いて麺をリフトアップ。

ツルツルとした触感の全粒粉細麺ストレートで、のど越しを重視した麺でほどよくコシもありました。

麺とスープの相性は最高と言っても良いでしょう。

もう麺がズルズルと進んじゃいます。

続いて特製トッピングの紹介。

以前提供されていたトッピングと比較すると全体的に量が控えめになりました。

でも見た目は相変わらず華やか。

っていうかラーメン屋でエスプーマ(白い泡)が乗ったチャーシューなんて見たことないわw

ちなみに、以前提供していた特製トッピングはこんな感じ↓

見た目だけではちょっと分からないかもしれませんが、以前の特製トッピングは結構ボリュームがありました。

個人的には今のトッピングの量がちょうど良くて好きです。

ちなみに『Japanese Soba Noodles 蔦』で提供される特製トッピングはスープに浸してもそのまま食べても良い」とスタッフの方に教えてもらいました。

話を戻して、新しくなった特製トッピングについて軽く解説するとざっとこんな感じ。

ネットで調べても特製トッピングの詳細について書かれている記事がなかったので、私の独断と偏見で「多分こんな感じだろうなぁ」って予想して書いています。

ライザーライザー

間違っていたらゴメンナサイ

まず、右上の黒毛和牛についてはレア感が強く、もちもちトロトロとした食感で、牛の旨味をしっかりと感じられました。

続いて真ん中の薄切りチャーシューはしっとりとした食感で、フランボワーズソース(ラズベリーのジャムみたいなもの)がかかっているため味付けは甘酸っいです。

この甘酸っぱいソースがフレンチ感を醸し出しているのですが、人によってはそもそもラーメンに甘酸っぱいソースは・・・と敬遠されるかもしれません。

おいしい味玉は名前の通りめっちゃくちゃ美味しくて、黄身がトロトロで醤油の味付けも濃厚。

最後に柔らかく調理された野菜(多分ズッキーニ)で多分ラタトゥイユ。

ソースはトマトの柔らかな酸味が特徴的でさっぱりとした味わいで箸休めにちょうど良いですね。

といった感じで、どれもラーメンのトッピングとは思えないほどクオリティが高く、素晴らしい完成度となっています。

以前と比較してトッピングの量が控えめになったことで「ラーメンのトッピング」としても「ちょっとしたフレンチのコース料理」としても楽しめるようになったような気がしました。

トッピングのソースも全体的に少なくなったので、ラーメンの味をガラリと変えるようなことはなく、あくまで“アクセント”として楽しめるようになった気がします。

もちろん、好みは分かれるとは思いますが、個人的に新しくなった特製トッピングの方が好きですね。

特製塩Soba 評価

麺・・・中細ストレート麺でツルツルもちもちとした食感。しっかりとしたコシもあって美味しい。

スープ・・・貝出汁とポルチーニ茸の旨みを中心に動物系や魚介系の出汁類が補強している印象を受けるスープ。他にはない独特の醤油ラーメン。

豚ロースチャーシュー・・・薄切りだが大判で食べごたえがあり、しっとり食感が心地よい。

バラチャーシュー・・・低温調理されていて豚バラでありながらモチモチとした食感。脂身が美味しい。

穂先メンマ・・・柔らかでほどよくシャキシャキとした食感。メンマ独特の香りもよく感じられる。

味玉・・・黄身がトロトロで濃厚。醤油の味付けもしっかりと感じられる。

唯一無二の独創的なラーメンを食べられる

ということで『Japanese Soba Noodles 蔦』に行って特製塩Sobaを食べてきました。

今回、大西さんが亡くなられて以降初めてのラーメンでしたが、実際に食べてみたら以前と変わりなくオンリーワンなラーメンを楽しめました。

まず、塩Sobaは文句無しで超美味しかったです。

貝出汁とポルチーニ茸の旨みを中心に動物系や魚介系の出汁類の旨味が醤油Sobaと比較してハッキリとしています。

特製トッピングについては、フランボワーズソースやサバイヨンソースを使用していて、相変わらずフレンチ感ハンパなって思いました。

後、以前の特製トッピングと比較して良い意味でトッピングの量が少なくなったため、あくまでラーメンがメインでトッピングを楽しめたのも良かったです。

値段は色々あって以前よりも高くなってしまいましたが、値段相応にラーメンもトッピングもクオリティが高いため、十分満足感が得られます。

好き嫌いが分かれるかもしれませんが「初めてJapanese Soba Noodles 蔦に訪れる」という方は、他のラーメン屋では絶対に味わえない唯一無二の独創的なラーメンを楽しめる特製トッピング付きでラーメンを注文してみてください。

きっと今まで体験したことのないラーメンを体験できるかと思います。