ラーメン大好きライザーです。
今回は、荻窪にある1949年創業の老舗中の老舗、荻窪中華そば 春木屋の中華そばを頼んでみました。
春木屋は老舗ということもあって、昔から多くの方に愛されている東京に住んでいたら知らない人はいないっていうくらいには有名なラーメン屋です。
これは誇張表現とかではなく、「東京に住んでいるラーメンについて全然詳しくない80代以上の方でも知っている」っていうくらいには有名だったりします。
というのも、私は資料でしか知らないのですが、1960年代からドラマの舞台になったり著名人にも愛されていたことで次第に有名になっていったとのこと。
なので、80代の方が知っていても全然おかしくないんですよね。
もちろん、高齢者の方だけでなく、今でも行列ができるくらいには老若男女問わず幅広い年代に愛されています。
私も実際に宅麺を頼んで食べてみましたが、「毎日食べても飽きない昔ながらのシンプルな中華そばの味付けでありながら、どこか普通の中華そばとは違う」そんな印象を受けました。
味自体は本当にシンプルなのにめちゃくちゃ美味しいんですよね。
ちなみに、春木屋の中華そばはめっちゃくちゃ人気で、入荷しても秒で売り切れてしまうので、「入荷通知」をONにしておくことをオススメします。
私も頼むのにめちゃくちゃ苦労しました。
もし、在庫があったら1度は絶対食べたほうが良い!
荻窪中華そば 春木屋 店舗情報
店名 | 荻窪中華そば 春木屋 荻窪本店 |
住所 |
〒167-0043 東京都杉並区上荻1-4-6 |
電話番号 | 不明 |
営業時間 | 11:00~21:00 ※コロナウイルスの影響で営業時間が短縮されている場合があります。 |
定休日 | 火曜日 |
公式サイト | http://www.haruki-ya.co.jp/ |
口コミ レビュー
2022年7月現在、Googleの口コミは1,554件のレビューに対して☆4.4、ラーメンデータベースのポイントはレビュー375件に対して89.902ポイントでした。
超有名店ということもあって、めっちゃくちゃ高評価。
実際に口コミ・レビューも高評価な圧倒的に意見が多く、
「見た目がとても綺麗」
「スープは鶏白湯とは思えないほど濃厚で、豚骨や牛骨に劣らないほど、ガツンと口や舌、喉に衝撃を与える」
「麺、具材と上品で丁寧な味」
といった意見がありました。
私は濃厚系も淡麗系も好きなのですが、篝の鶏白湯は特別好きです。
何なら“鶏白湯ラーメン”というカテゴリーの中で、篝はトップクラスで好きかもしれません。
逆に、低評価の意見に関しては色々と探してみましたが、やっと見つけたのは
「価格が高い」
「路地裏で場所か分かりづらい」
といった意見程度。
価格の高さに関しては銀座なので仕方ないですね。
また、価格の高さに関しては許容している方がほとんどで、低評価と言えるほどでもありません。
荻窪中華そば 春木屋の中華そばを実際に作って食べてみた
ということで、実際に中華そばを調理してみました。
内容物は麺とスープとチャーシュー1枚、のり1枚。
総重量は590gでそのうち麺は120g。
スープの量は多めで、麺量ちょい少な目といったところでしょうか。
ということで、早速調理から。
まず、鍋たっぷりのお湯でスープを10分温めます。
スープを温めている途中で、トッピングも湯せん。
ちなみに、スープオンリーだとこんな感じ。
あっさりとした見た目の割には結構脂(多分ラード)が多めな気がします。
後、煮干しの香りが素晴らしい。
次に麺を茹でます。
茹で時間は表記通り4分茹でました。
麺の太さの割には茹で時間はちょい長めですね。
そして、完成品がコチラ。
自前でトッピングにネギを用意しました。
見た目は「完全に王道の中華そば!」ですね。
ということで、早速スープから頂いてみました。
まず、スープの味自体はかなりあっさりとしていてちょい甘め、煮干しと醤油の超シンプルな味付けで塩味もそこまで強くありません。
かといって特別舌に馴染むような塩分濃度というわけでもなく、そのまんま中華そばって感じのじんわりと染みるような味付けでした。
もちろん、一般的な中華そばよりも、煮干しの香りが強く、シンプルで懐かしさがありつつも今に合わせた進化を感じられるような味わい。
旨みも複数の野菜や鶏ガラが使われていることもあって、出汁感や味の深さも感じます。
ただ、味付け自体は煮干しの強さ以外は至ってシンプルで優しい味わいで、毎日食べても飽きないような安心感がありました。
ちなみに、脂が多いのでめっちゃ熱々。やけどに注意。
続いて麺をリフトアップ。
麺は中太のちぢれ麺で、自家製とのこと。
4分という茹で時間の長さの割にはしっかりとしたプリっとした触感と、口の中で“ちぢれ感”が分かるくらい主張の強い麺。
噛むたびに小麦感もハッキリ感じられめちゃくちゃ食べ応えがあります。
麺については、やはり自家製麺ということもあって普通の中華そばとは確かな違いを感じました。
もちろん、スープとの相性もよく、煮干しの香りと一緒にスープを絡めっとてくれます。
後、最後にご飯もちょろっと混ぜておじや風にして食べてみましたが、やっぱり美味しかったです。
中華そば 評価
麺・・・中太のちぢれ麺でしっかりとした触感と小麦感があり、“ちぢれ感”がハッキリと分かるくらい個性的な麺。
スープ・・・煮干し・醤油の超シンプルな味付け。塩味も控えめだが、煮干しの香りは強めで優しいながらも出汁感と旨みはしっかりあるので物足りなさは感じない。
チャーシュー・・・味染み控えめでしっとり柔らかなチャーシューだが、噛むたびに肉汁がじゅわっじゅわっと染み出るシンプルでありながら地味に完成度の高いチャーシュー。
メンマ・・・薄切りでありながらも、しっかりとしたコリコリ感と程よい味染み具合がGood!
海苔・・・煮干しの効いたスープ、麺の触感・小麦感、海苔の磯感全てが調和してめっちゃ美味しかった(多分春木屋の1番美味しい食べ方はコレ)。
とにかく、海苔と一緒に食べるのが美味しすぎたので、追い海苔してしまいました。
荻窪中華そば 春木屋
ということで、宅麺.comで荻窪中華そば 春木屋の中華そばを頼んで食べてみました。
まず、麺とスープの完成度は素晴らしかったです。
昔ながらの中華そばでありながら、煮干し感の強さ、麺の小麦感と立体感をしっかりと味わえた点に、「時代に合わせて進化し続けている」というのが伝わってきました。
まぁ私は昔の春木屋を知らないので何とも言えませんがw
でも、昔の春木屋はもっと煮干し感も麺の小麦感もここまで強くなかったと思うんですよね。
ただ、敢えて1つだけ言わせてもらうと、正直スープ自体はかなりあっさりしていて、人によっては“パンチ(強烈なインパクト)が足りない”と思ってしまうかもしれません。
もちろん、春木屋のラーメンも旨み、出汁感もあって、麺も自家製の食べ応えのある麺で魅力的ではあります。
逆にその優しい味わいだからこそ、二郎系や家系などの濃い味や、旨みのガツンと効いた醤油ラーメンに慣れてしまった方からすると、味に物足りなさを感じてしまうかもしれません。
とはいえ、春木屋の煮干しの効いた昔ながらのあっさりラーメンは、1949年創業から少しずつ進化してきた伝統ある中華そば。
濃厚系の味に慣れてしまった人や、今まで変わった醤油ラーメンをいっぱい食べてきたという方も、ぜひこの優しい味わいの中華そばを1度は食べてもらいたいです。