梅ヶ丘:中華そば専門店 勝やの中華麺(ハーフワンタン)を食べてみた【ラーメンレビュー】

ラーメン大好きライザーです。

今回は世田谷区梅ヶ丘にある永福町系大勝軒の『中華そば専門店 勝や』に行ってきました。

勝やは元々梅ヶ丘大勝軒(永福町系大勝軒)として営業していましたが、当時の店主が昭島の「大勝軒」に移るとのことで梅ヶ丘の大勝軒は閉店。

その後は当時の梅ヶ丘大勝軒のスタッフが引き継いで中華そば専門店 勝やを開いたとのこと。

もちろんラーメンについては永福町系大勝軒のシンプルでありながらも旨みを感じる一杯で、老若男女問わず様々な人に愛されているお店となっています。

実際、常連と思われる70代の老夫婦から会社帰りのサラリーマン、グループの学生といった感じで幅広い層のお客さんが来店していました。

中華そば専門店 勝や 店舗情報

祝日(11月3日)の夜17時45分頃に来店しましたが、店は満席状態で1番前に並んだものの5分近く並びました。

ちなみに、私の後ろには4人並んでいて、退店した18時10分頃にも4人並んでいたため、基本的にどの時間帯でも並ぶと思った方が良いかもしれません。

店名 中華そば専門店 勝や
住所

〒154-0022 東京都世田谷区梅丘1-22-11

電話番号 不明
営業時間 [平日] 11:00〜14:30/17:30〜20:30(L.O.20:00)
[土日・祝] 11:00〜14:30/17:30〜20:00(L.O.19:30)
定休日 水曜日

メニュー

口頭注文・後会計方式でした。

卓上調味料はお酢、醤油、ラー油、胡椒が置いてあります。

ラーメンの頼み方

中華そば専門店 勝やでは自分好みの味に調節可能です。

実際、勝やで対応しているお好み(追加料金なし)について紹介するとこんな感じ。

ハーフチャーシュー:麺量を半分(1玉)にするかわりに、チャーシューを増量してくれます。

ハーフワンタン:麺量を半分(1玉)にするかわりに、ワンタンを10個トッピングしてくれます。

ハーフメンマ:麺量を半分(1玉)にするかわりに、メンマを増量してくれます。

ハーフ生玉子:麺量を半分(1玉)にするかわりに、生玉子1つトッピングしてくれます。

麺少なめ(麺1玉でも通じる):麺量を1.5玉か1玉に変更できる(1玉の場合50円割引きされるとのこと)。

麺かため又は柔らかめ:麺を好みの硬さに調節してくれます。

油多めまたは少なめ:スープの油の量を調節してくれます。

薬味多め:ネギの量が少し増えます。

生卵別皿:生玉子を頼んだ時に別皿にしてもらえます。

特に常連さんだと、ハーフチャーシューまたはワンタンにしてもらっている方が多かったです。

やはり通常だと麺が2玉とかなり多いですから、初訪問の方も取り敢えずハーフチャーシューまたはワンタンで頼むのがオススメかもしれません。

っていうか1玉でも普通のラーメン屋と比較すると十分多い方だと思いますw

で、実際に頼む際の口上についてはとても簡単。

勝やは口頭注文・後会計方式で、最初に店員の方に「ご注文はお決まりでしょうか?」と聞かれるので、そこで自分の好みを注文すればOK。

頼み方については「半々」とか「麺少なめ、替わりにチャーシュー」とか色々あるので、私が知っているパターンをいくつか共有しておきます。

1番無難な頼み方:「中華麺(自分が頼みたいラーメン)のハーフワンタン、麺硬め(麺の硬さ)、薬味多め(ネギの多さ)、油多め(油の量)で」

「チャーシュー麺の麺半々、生玉子、薬味なし、油少なめ、生卵別皿で」←麺半々と言った後、女将さんからワンタンかチャーシューか聞かれます

「ハーフでワンタン、薬味増しで」←単純にハーフのみだと中華麺が出てくる

といった感じで注文すれば必ず伝わります。

口コミ レビュー

2022年11月時点で、Googleの口コミは331件のレビューに対して☆4.1、ラーメンデータベースのポイントはレビュー90件に対して84.060ポイントと評価はそこそこ高め。

まず、高評価の意見については、

「激熱スープとその奥行き、動物系と魚介系のシナジーが醸し出す、この一杯が堪りません。」

「中細のちぢれ麺もズルズルプリプリで美味しい」

「量が多く満足感が高い」

といった感じで、中華麺に対する高評価な意見が多かったです。

ここで紹介しているのは一部ではありますが、麺、スープ、チャーシュー、メンマ、ワンタンそれぞれに対する高評価の意見が見受けられました。

また、価格に対するコスパの高さを評価している方も多く、やはりあのスープの量と麺の量に対して1,000円以下で食べられることを高く評価しています。

確かに、最近のラーメンは丼が無駄に大きくて高さもある割にスープと麺の量が少ないってところも結構ありますから。

まぁそういった店は原価が高いことが多いので一概に悪いとは言えませんが、やはりあのボリューム感はむしろ今どきのラーメン屋では珍しいかもしれません。

低評価のまともな意見はほとんどなく、食べログも参考にしてやっと見つけたのが

「麺もスープも優しく美味しい、普通のワンタン。特筆すべきことはない感じ」

「あっさりしていて物足りない」

「煮干し感が強いので、煮干しがニガテな人には合わないかも」

といった意見ぐらいでした。

確かに、中華そば専門店 勝やの中華麺は良い意味でも悪い意味でもあっさりとしているため、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。

また、昔ながらの中華そばということもあって、目新しさもないです。

ただ、味については動物系の旨みがしっかりと効いていて、卓上調味料で味も調節できるので、物足りなさに対する対策はできます。

中華麺(ハーフワンタン)を食べてみた

今回は中華麺ハーフワンタン、麺硬め、薬味多めで頼みました(デフォルトの中華麺にはワンタンはトッピングされていません)。

麺は半分とはいえ1玉分ありますし、何なら普通のラーメンと比較してもちょっと多く感じるくらいには十分麺量があります。

画像では分かりづらいかもしれませんが、スープの量も結構多め。

まず、見た目はとてもシンプルで「これぞ昔ながらの中華そば!」って感じです。

煮干しの香りも食欲をそそります。

ということで、早速スープからいただいてみました。

まず、スープの塩味(かえし感)や甘みは控えめで、あっさりとした味わい。

それでいて煮干しや動物系の旨みはしっかり効いてるので“薄い”とは感じません。

特に、煮干しは前面に出ていてほのかにビター感もあります。

ただ、雑味や臭みは全くないので食べやすいかと。

ライザーライザー

この煮干し感とシンプルな味付けは永福町大勝軒の味にかなり近いですね

続いて麺をリフトアップ。

麺はツルツルとした中細ストレート麺。

元永福町系大勝軒ということもあって、草村商店の麺を使っていました(厨房の麺箱に大勝軒と書かれていたので間違いないかと)。

硬めにしたことでツルツルもちもちとした触感を楽しめます。

永福町系大勝軒は基本柔らかめに茹でられているので、人によっては新鮮に感じるかもしれません。

後、卓上調味料も色々試してみましたが、やはり胡椒は中華そばによく合いますね。

麺量はハーフでも結構多いので、ぜひ味変も楽しんでもらいたいです。

中華麺(ハーフワンタン)の評価

麺・・・中細ストレート麺(ちょいちぢれ気味)。硬めにすることでツルツルもちもちとした触感を楽しめる。

スープ・・・煮干し感強めのあっさりスープ。動物系のシンプルな旨みが効いている。ほんのり煮干しのビター感が心地よい。

チャーシュー・・・肉厚でしっとりホロホロなチャーシュー。味染みは控えめ。

メンマ・・・コリコリ柔らかなメンマがたくさん入ってる。味染みは控えめ。

ワンタン・・・餡少なめ(正直肉が入っているのか怪しいと感じるレベル)だが、トゥルトゥルとした触感が楽しい。やけどに注意。

幅広い層に愛される永福町系大勝軒の味を楽しめる

スープの量はかなり多かったのですが、なんだかんだで完飲してしまいました↓

ということで、中華そば専門店 勝やの中華麺(ハーフワンタン)を食べてみました。

まず、ラーメン自体は非常にシンプルながらも旨みがしっかりと効いていて、コスパも高く丁寧なつくりで非常に満足感が高かったです。

ただ、味自体はシンプルであっさりとした味付けとなっているので、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。

確かに食べログの口コミにもあった通り、私もラーメン自体に特筆すべき点はないという意見も納得できます。

ですが、個人的には下手に尖ってないからこそ若者からお年寄りまで幅広い年代に愛されていて、常連のお客さんもいるんだと思います。

ライザーライザー

多分勝やには食べログやラーメンデータベースの口コミでは見つけられない”良さ”があるんですよね

で、こういった“完成度の高い”昔ながらの中華そばの味ってそこらへんにありそうで、いざ探してみるとなかなか見つかりません。

少なくとも、あの昔ながらの中華そばの味わいが梅ヶ丘で食べられるのはかなり貴重なので、1度でも良いからぜひ体験してもらいたいです。